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ハイパーレスキュー隊長が伝える防災学

静岡ホーチキ㈱　Ｐｒｅｓｅｎｔｓ　防災セミナー ｉｎ 2015
ハイパーレスキュー隊長が伝える防災学

講　師
東京消防庁　第二消防方面本部
消防救助機動部隊長
消防司令　清水　猛 氏

歴史的災害　福島第一原発 放水冷却作戦

2011年3月11日14時46分、東日本大震災が発生しました。マグニチュード9を超える史上4番目という超巨大地震。10mを超える、1000年に1度という巨大津波。地震と津波の影響を受けた福島第一原発では、水位が減った燃料貯蔵プールで燃料棒冷却不能となり、3月14日11時01分ついに水蒸気爆発を起こしました。
3月18日0時50分、内閣総理大臣より「３号機へ放水してもらいたい」との出場要請を受け、同日17時33分現地着。現場は想定外の光景でした。出動要請前から何度もシュミレーション訓練をしていましたが、想定外のがれきの山などがあり、冷静に現場を把握し臨機応変な対応を求められました。そして何よりも放射能という見えない敵との戦いは、今まで味わったことのない恐怖を感じました。常に放射線量を睨みながらの、失敗の許されない任務遂行でした。